Gさん(85歳、女性)は、夫(88歳)との2人暮らしである。子供3人はいずれも独立して県外に住んでいる。3か月ほど前に玄関先の段差につまずき転倒した。左大腿骨頚部骨折と診断され入院し、手術を受けた。その後の経過は順調で、車いすでの自走ができるまでに回復した。何かにつかまれば2m程度なら歩行できる。ベッド横でポータブルトイレを使用して、一部介助で排泄している。食事や衣服の着脱、歯磨きも座った状態であれば一人でできる。「家に帰り夫の食事をつくりたい」というGさんの強い要望で、退院した。夫は「また転ぶのではないか」と思っている。
退院前に、週2回の訪問介護サービスが計画された。
- Gさんと夫の表情や動作
- 入院中の状態
- Gさんの好きな食べ物
- 家屋の構造
- 子どもや孫のこと